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大嫌いだった父が残してくれたもの

●大嫌いだった父が残してくれたもの


うちの両親はずっと不仲でした。(と私は感じていた)


特にお父さんはお母さんの悪口をびっしり書いた手紙を送り付けて来たり、

浮気すればよかった、

他に好きな人がいたけど、おばあちゃんに反対されてお母さんと結婚した、


など、男として最低なこと!を娘に言うような人でした。


だから私はお父さんが大嫌いでした。


先日亡くなった時は、

お父さんがカッコ良かった時代もあったし、

もっと仲良くなりたかったなあとか、

好きだったなあとかも出てきたけど、1番は、

 


問題行動を起こす人がいなくなってほっとしている気持ちが大きかった。

 


でも、最近気付いたんです。

 


私、男の人の愛を信じれるんです。

 


あんな不仲な両親の元で育ったのに。

 


浮気されるはずないし、

 


男の人は奥さんを幸せにすることが喜びだと

 


潜在的に知っている、、、、!

 


多分、それは父のおかげだったんじゃないかと気付いたんです。

 


お母さんが受け取っているようには見えなかったけど、

お父さん、ずっとずっと口では悪口を言ってたけど、

行動では尽くしまくってた!笑

 

プレゼントし、家事をし、お金を運び、ちょっと、認めて感がうざがったりしたけど、笑。めっちゃやってた!


それを見ているから、私は男の人を信じられられるようになったし、もし、そうじゃないことをされても、華麗にスルー出来たんじゃなかろうか。

 

そう気付いたんです。


ずっとずっと、厄介だと思ってたお父さん、


私にど偉いものを与えてくれたんじゃないか、と思うようになりました。

 

ずっとずっと面倒くさくて、出来ればいなくなってくれ、くらいに思ってたお父さん。


ありがとう!


ずっとずっと言えなかったこの言葉。


今なら心から言えるような気がします。