自分を自由にする方法

自由になりたい人のためのブログ

嫌な思い出が光に変わった話

私には大人になるまで思い出すのも嫌な出来事がありました。

それは小学生の頃。

家庭が荒れていて問題児だった私。

小学校の時の先生が私の発言が問題だということで、クラス会を開いて、生徒一人一人に私にされた嫌なことを発表していく機会を作ったのです。

その時私は学校を休んだのですが、あとで聞いたらほとんど話したことない子まで何々をされたと発言していたり、他にも人がいたのに私だけやったことになっていたり、後々、この歳になるまで思い出したら苦しくなる、本当に人間不信になる悲しい出来事でした。

これについてはカウンセリング等でいろんな人に話しているし、それでも怒りや悲しみが消えない。

それならもう自分でやるしかないんだなと思って真剣に向かいあいました。

まずは私が何に一番腹が立っているのか?を聞いてあげます。

ここが大切なのですが、いろいろな感情があると思うのですが、何が一番嫌だったかをわかってあげるって重要で、それだけでも心が軽くなります。

すごく面倒な作業ですが、解きほぐして特定するのが大切です。

一人で向かい合いました。。何日間か意識を向け続けました。。

そうすると特定できました!!

当時の先生は20代。こういっちゃ悪いけど、私より偏差値の低い大学を出た教職とっただけの人になぜそんないじめみたいなことをされなければならないんだ!!

それがその出来事で私が一番腹が立っていることでした。

自分が一番何に腹が立っているかをちゃんと特定して、ちゃんと聞いてあげる、それでその怒りをしっかり感じてあげるこれが解決のポイントでした。

(この場合、自分の気持ちを昇華することが目的なので、偏差値がどうとかの人に言うのははばかれるようなことも言っても大丈夫!!自分の気持ちに正直になることが大切です)

そしたら、、、、。

ある日ふと思ったんです。

そうか!!!20代の、私より偏差値の低い大学を出た教職とっただけの人だからそんなことしたんだ!!!!

だってどの先生もみんな私にそんなことをしたわけじゃないんです。

習い事の先生は私を面白いといってすごく可愛がってくれたし、好いてくれている先生もいたんです。

あ、そうなんだ、私もだけどあの人も未熟だったんだ。

今だったら多分大問題になるようなことをするくらい未熟だったんだ

そうしたら、そう言えば先生はあの頃最初の奥さんと離婚していたなとか、あと、トータス松本さんが同じようなことをされたとテレビで言っていたことも思い出して、 先生は結構勉強熱心だったので、当時の教育法であったのかもしれないななど、自分の気持ちだけではなく、先生の状況にも目をやれるようになりました。

あの人もあの人であの頃一生懸命だったんだ、そう思えました。

それでそこから繋がって、、、、。

私ってそういうところがあるなと思ったんです。

そう、先生とか親とか上司とか、権威がありそうな人に完璧を求めるところが。。。

だからずっと親(特に母親)に期待しているし、どこか許せないし、そうなってくると親になった自分も許せない。

頭ではみんな完璧じゃないとわかっているけど、それがやめられなかったんです。

小学校の先生のことが腑に落ちた時、ああ、そうだったんだなと、みんな未熟なんだ、それでいいんだ、先生も親も私も未熟でそれでいいんだなと心の底から思えたんです。

そこからこの事件のことも昇華できて、親への許しや感謝の気持ち、親である自分を許すことに繋がったのです。

今はもうあの事件を思い出しても嫌〜な気持ちにはなりません。

むしろ、私の人間の幅が広がった事件となり、感謝できる思い出になりつつあります。

なので、嫌な思い出がある人、大丈夫です。

しっかり向かい合えば、その思い出は必ず光になる時が来ます。